▲女性部のみなさん
いつもの笑顔で「ハイ、チーズ!」
左から小山竹子さん、大竹イツ子さん、星久美さん、大竹花子さん、星レエコさん。
▲星レエコさんのアスパラガス
アスパラガスがゆり科であることを始めて知る。穂先がなんとも可愛らしい。
▲アスパラガス採り
これは紫のアスパラガス。
採りたての美味しさに感激!
▲野菜たちが勢ぞろい
ひとりひとりが自分で管理している野菜は、いつも新鮮元気印。
▲和気あいあいの店内風景
「このネギは旨いよ」
「こっちのサニーレタスも見事だね」
ふれあい市
JA会津みなみ田島直売所。
笑顔が絶えないあったかいお店。
新鮮な野菜と元気なおばちゃんが迎えてくれる。
福島県南会津郡田島町大字田島字行司76
TEL0241-63-1155(JA会津みなみ田島)
■営業時間 午前8時から午後4時
■定休日 6月20日頃〜11月20日頃までは無休。
12月〜5月までは休業になります。
元気印、おばさんパワー。
JA会津みなみ田島の直売所、ふれあい市を訪ねる。
5人の女性部の方が迎えてくれた。
こじんまりとした店内は誰でも気軽に入れるあたたかい雰囲気がある。中央には新鮮な野菜が置かれている。
勢いのいい葉ネギやサニーレタス。姿のいいチンゲンサイ、水菜、ラディッシュの赤い色が可愛らしい。壁際にもカゴが整然とおかれ、白菜やらニラやら春菊やらがお客さまの手にとられるのを待っている。
▼大竹花子さん
「女性部の会員は現在46名。40歳から75歳までいます。みんな張り切ってますよ」
▼星レエコさん
「私は義母から引き継いでアスパラガスを作ってます。嬉しいことですか。お客さんに喜んでもらうことと、貯金通帳の残高が増えていくことですね。どちらも励みになります」
▼星久美さん
「田島も広いですからね、その地域にあった物をそれぞれ作っているんですよ。私の住んでいる所は花の栽培に適していて、主にカスミソウを育てています」
▼大竹イツ子さん
「みんな自分で管理しています。この脇に置いてあるものは、もう売れないと判断したものです。葉ものは残るとちょっとかわいそうだね」
▼児山竹子さん
「みんなで意見を出し合っています。泥のついた根は洗うのですが、季節によっては洗ってしまうと痛むのが早い。この時期は洗うのをひかえようかとかそんなちょっとしたことでも話し合うようにしているんですよ」
▼大竹花子さん
「今日も夕方から臨時会議があるんです。お客さんから開店時間を早くして、という声があがってね。朝8時30分からなんですが8時にして欲しいと。会員の出席率は80〜90%です」
そうそうとお互いの言葉にみんなが頷きあう。
笑い声が絶えず行き交い、お店を訪れるお客さんとの会話もはずむ。まさに生産者とお客さんの「ふれあい市」と呼ぶのにふさわしい場だ。花子さん、レエコさん、久美さん、イツ子さん、竹子さん。お話を聞かせてくださりありがとう。これからも地域の皆さんに愛される「ふれあい市」でいてくださいね。
紫のアスパラガス畑にて。
あたり一面、淡い緑色のほわほわとしたアスパラガス畑は独特の風景だ。星レエコさんのアスパラガス畑を見せていただく。
「アスパラガスはユリ科なんですよ」とレエコさん。
「ひとつひとつの株に雄と雌があるんです」
秋になって赤い実をつけたのが雌だとわかる。アスパラガスは成長が早い。「ニョキッと伸びる瞬間を一度見てみたいのですが」いまだに見たことが無いと笑う。
「じくじくとして伸びない時期もあります」日中の気温が上がるとグングン伸びる。
「昼と夜の温度の差が大きいほど甘く美味しいものができます」レエコさんは姿のいい紫のアスパラガスを刈り取って「食べてみてください」と手渡してくれた。
生で食べるのは初めてだ。しかも取り立て。ポクリッとかじる、おっ意外に柔らかい、甘い。青臭さがほとんど無いのに驚く。
「美味しいでしょう。アスパラは茹でる時もサッとでいいんですよ」熱湯でほんの10秒でいいそうだ。
「腰が痛くなって収穫するのが大変です」それでもお義母さんとご主人とレエコさんの3人で夢中になって刈り取るという。
1日束にして600束ほどというから驚く。
「昔は1400束ぐらい収穫したものですよ」そう言ってレイコさんは風吹きわたる畑を見渡した。