猪苗代地ビール館
蔵コーヒー(手づくりクッキー付)470円(税込)
会津塗りのコーヒーカップで出される。
田舎もち/1,200円(税込)
会津郷土料理「こづゆ」と3種類のもち、漬け物が付く。もちはあん、きなこ、ごま、からみ、つゆの5種。
漆器の木地づくりの職人が使っていた蔵を改装した店内。
木の温もりに包まれて、落ち着いた時間が過ごせる。
隣の蔵では、器やスプーンなど日常に取り入れたい漆器が販売されている。
2階では、漆器づくりの様子や資料などが展示されている。
2004年春【第九巻】野口英世の故郷、会津を訪ねる 06
猪苗代地ビール館
磐梯山の絶景に呑まれる。
耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字村東85
TEL.0242-63-2177
■開館時間/AM9:20〜PM6:00
【11/11〜12/10まで】AM9:20〜PM5:00
【12/11〜3/10まで】AM9:20〜PM4:00
■年中無休
■レストラン客席数/370席
■駐車場/700台
「釜の下」で飲む?猪苗代地ビール
ドイツでは「ビールは釜の下で飲め。」と古くから言われている。
本来ビールは生きたビール酵母が入った繊細な飲み物で、保存や運搬の過程でその味が簡単に落ちてしまう。
そのため最高のビールを飲める場所は、造りたてで、運搬による振動や温度変化がほとんど加わらない所、つまり仕込み釜の下が最良の場所だという意味だ。
そしてここ、猪苗代地ビール館では、秀峰磐梯山の天然水とドイツの醸造設備、技術、原料を組み合せ、この土地でしか生まれ得ない生きた酵母のビールを造ったその場で出来たてを味わう事ができる。さらに、衛生面、温度管理も徹底していて、常に一定の高品質な味も保証済みだ。
ビールの種類は、味、原料、酵母、醸造法などがそれぞれ異なる、ピルスナー、ヴァイツェン、ラオホ、オリジナル銘柄のゴールデンエンジェル、全4種。
そのなかでもヴァイツェンはぜひお勧めしたい。
このビールを一口飲んだ途端、既存のビールの概念を大きく超えて醸し出される、新鮮な甘酒のように甘く深く、感動的なまでのフルーティな香りと奥深い味わいに、大いに驚く事だろう。
大きな窓から見上げる磐梯山は絶景も
猪苗代地ビール館の驚きは、ビールの味だけではない。
ここの2Fレストランフロアに上がった瞬間大きな窓に切り取られた磐梯山が、ドカンと目に飛び込んで来る。
これはまさに窓枠を額縁に見立てた絵画。
「この山で生まれた水から出来たビールか・・・」などと思いを馳せながらグラスを傾けていると、ビールに酔っていると言うより「磐梯山に呑まれている」とでも言うべき錯覚をしてしまう。
さらに、ビールと相性のいい自家製ソーセージの盛り合わせや、トマトとモッツァレラの冷製など料理の方も存分に楽しめる。
車を運転して行く場合は、磐梯の絶景を前にコーヒーや食事を楽しんだ後、野口英世が千円札の肖像画に採用される事を記念した、今年限定の野口英世デザインボトルの地ビールを土産に買って帰るのも良いのではないだろうか。