このサイトは2001年〜2007年に取材、掲載したものです。現在の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

駅舎亭

駅舎亭

そば

五段そば(こづゆ付)/900円(税込)
個性的な5つの味が楽しめる五段そば。
「祝言そばと五段そばのセット」は1,280円(税込)。

店内

ルネッサンス洋式建築の残る駅舎亭の店内。昭和天皇をはじめ、皇族や閣僚が多く訪れる際に利用していた駅舎だ。

味噌漬けチャーハン

自家製チーズケーキ<レア>
250円(税込)
スタッフが手づくりしているチーズケーキは、コーヒーとの相性も良く人気のメニュー。

クラフト

昭和30〜40年代の時刻表。
手書きで書かれており、なつかしさが漂う。

2004年春【第九巻】野口英世の故郷、会津を訪ねる 05

駅舎亭

歴史ある旧駅舎の中で出会う、
猪苗代のそばの味。

耶麻郡猪苗代町長田字東中丸344-4
TEL/0242-65-2841
■営業時間/AM10:00〜PM4:00
     (オーダーストップPM3:30まで)
■定休日/水曜、冬期休業
     ※祝日、8月の水曜日は営業
■駐車場/60台

歴史ある旧翁島駅の駅舎を移築

「いなわしろ緑の村」の中にある「駅舎亭」は、旧国鉄翁島駅舎を移築したもので、明治41年に建設された歴史ある建築物である。
外観や内装の貴賓室はルネッサンス洋式建築でつくられており、日本の鉄道史や駅舎建築の歴史をしめす遺構として今に残されている。
この駅舎は、昭和天皇、皇后が新婚旅行の際に降り立った駅であり、その後も、各皇族や閣僚などが多く訪れた。
清作もまた、医学前期試験のために東京へ行く際に、この駅から夢を抱いて羽ばたいていった。
内装は外光を通すような造りで、天井高の明かり取りや大きな窓があり、たっぷりとやわらかい陽射しが射し込む。
この空間の中で、地元・猪苗代町の特産であるそばを味わうことができる。

そばの町・猪苗代のそばの味

猪苗代町はそばの生産量本州一を誇る町となった。
町が「そばの町宣言」をし、生産から収穫、消費までを町の振興公社が力を注いでいる。
そのために、40人程の公社の人々のほとんどは、そば打ちができるのだそうだ。
こうした振興公社が運営している駅舎亭では、職人の打ったそばが味わえる。
そばは猪苗代で収穫されたものを石臼挽きにしたそば粉を100%使った手打ちで、黒くて香りが良いのが特徴だ。
猪苗代に昔から伝わる習慣である「祝言そば」は、結婚式などの祝い事の際に出されたもてなし料理。
ごぼうと鶏肉でダシをとったつゆは、甘みと風味で食べされてくれるといってもいいほど、夢中で口に運んでしまうほど、旨い。
「五段そば」は、ネギと七味、ごまとくるみ、しいたけと柚、ひきわり納豆、大根おろしとたかのつめ、といった5つの個性的な味が楽しめる、人気の一品だ。

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