本そば処 会津
そば/800円
つゆと大根おろしで味わう十割そばは、バランスのとれた上品な味わい。自家製小鉢が一品付く。
あいのり(そば+うどん)1,000円
うどん打ちは、ご主人が四国で修業してきたのだとか。うどんのみは800円。
ご主人の和田さんは、毎朝その日に出す分だけの数をそば打ちしている。
落ち着いた雰囲気の店内。板間の座敷席には、奥さんが庭で栽培した花が一輪飾られている。
2003年夏【第六巻】裏磐梯の美しさ 04
そば処 会津
地元の蕎麦を100%使った手打ちそば。
耶麻郡裏磐梯高原乙女沼(ホテル白雲荘内)
TEL.0241-32-2311
■営業時間/AM11:00〜PM2:00(なくなり次第終了)
■定休日/基本的に土・日・祝日営業、
夏期は平日も営業(火・水休み)、冬期休業
■駐車場/70台
■トイレ/有り
1日限定30食だけ
創業150年。
そば処会津で出すそばは、裏磐梯で栽培されたそばのみを使った十割そばだ。
寒暖の差が激しい裏磐梯のそばは、固い皮で中をしっかりと守っているため、実の中に甘みと風味が凝縮されている。
ここでは、その中の部分だけを100%使って毎朝打ったそばが味わえる。
まずは、つゆをつけずにそばだけを食べてみる。最初にそばの香りが鼻に薫ってくるのを感じ、その後を追いかけるように甘みが口の中に広がる。
つゆと大根おろしにつけて味わう。
つゆはだしがきいていて深みがあるが、そばの香りを壊さないよう、まろやかな味わいに仕上がっている。
辛みのある大根は、そばを茹でるのと同時におろされ、水々しく、新鮮なさわやかさを感じる。
そば、つゆ、大根の3つがつくりだす味わいは、絶対調和といって良いほど、上等な味わいに仕上がっている。
裏磐梯でとれるそばに限りがあるため、1日30食限定か…。
旨いそばが食べたくて…。
「3食そばでもいいくらい、そばが好き」というご主人の和田さん。以前は東京で仕事をしていたが、その頃から趣味でやっていたそば打ちが高じて、5年前、裏磐梯に引っ越してきてから店を始めた。今では、旨いそばの噂を聞きつけて、東京からわざわざ朝一番で食べにくる客もいるのだとか。
ご主人と奥さんは、店の営業だけでなく、そばや大根など、使う食材はできるだけ自家栽培したものを使っている。
「私も主人も生まれは会津ですので、会津の良さを伝えたくて」と話す奥さんの手づくり料理が、小鉢でつくのも楽しみのひとつだ。