裏磐梯ビジターセンター
学習の機能としてだけでなく、眺めるだけでも興味をそそられるギャラリーのような展示品。
生物や植物の様子を、レンズで覗いてみたり、触れてみたりと、興味をそそられるような工夫がされている。
スコップを引き上げると、雪の積もった水辺の下に生息する魚の姿が。
理事長の早川廣中さん。
現在、白虎隊の活動などを世に伝えるため、執筆活動などを行っている。
2003年夏【第六巻】裏磐梯の美しさ 01
裏磐梯ビジターセンター
裏磐梯の自然を体験型で学ぶ。
耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093-697
TEL.0241-32-2850
■営業時間/AM9:00〜PM5:00(最終入館PM4:30)
■定休日/年中無休
■入場料/無料
■駐車場/60台
■トイレ/有り
時間とネイチャーカフェ
ビジターセンターは今年4月25日、環境庁が自然利用促進と自然保護のために建てた博物館だ。
館内には、磐梯山の噴火から現在に至るまでの自然の変化を時間という軸を追ってわかりやすく紹介している。
ネイチャーカフェというくつろぎのスペースをテーマにした館内では、裏磐梯の自然のイメージ映像を壁面に映し出したり、川のせせらぎや鳥の鳴き声を流していたりして、くつろぎの空間を演出している。
また椅子を設けるなど、ゆっくりと観覧できるようになっている。
のぞいたり触れたり、体験型の展示品
花や葉などは、わかりやすさだけでなく、美しさも感じられるギャラリーのような展示をしたり、触れることができたりと、自然に興味をそそられるような工夫がある。
●大地の時間コーナー
磐梯山の生い立ちから噴火、
そして湖や緑ができるまでをジオラマや映像で紹介。
●水辺の時間コーナー
水辺で生息する生物や植物の紹介。
実際に地元の人達が採取した木の枝や葉、実などを瓶やフィルムに入れて、ギャラリーのような美しい展示。
●森の時間コーナー
生い茂る森林に住む動物たちや、雪深い冬の裏磐梯の風景を紹介。
●花々の紹介
天然記念物に指定されたニッコウキスゲなどのある湿原植物の写真の展示。
今何が咲いているかなどをわかりやすく紹介。
●雪室
昨冬積もった雪を蓄え、その雪解け水から出る冷風を体感。冷風は館内の冷房としても利用されることもある。
●レクチャールーム
裏磐梯の春夏秋冬を紹介するビデオを上映。
自然の魅力が盛り込まれている。