このサイトは2001年〜2007年に取材、掲載したものです。現在の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

ソースかつ ホルモン焼き

酒、味噌、醤油醸造蔵、穀物蔵など、それぞれ特徴の異なった7つの蔵があり、喜多方の蔵文化を見ることができる。

看板牛乳

陽あたりの良い中庭。春のさつき祭りなど、イベントも開催される。

大根干し

店蔵から続く典型的な座敷蔵。日曜日を中心に茶会が開催されている。

おかみさん

県重要文化財に指定されている曲がり家。茅葺き屋根保存のために毎日薪を炊いていぶしている。

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喜多方 蔵の里

古き佳き喜多方の蔵文化が残る。

喜多方市字押切2-109
TEL(0241)22-6592
営業時間/AM9:00~PM5:00(最終入館PM4:30)
定休日/12月29日~1月3日
入場料/おとな400円

蔵造りの伝統を後世に残したい。

喜多方には今も2,600棟の蔵がある。米、味噌、醤油、酒など物資の貯蔵のため、そして明治12年の大火で蔵の耐火性が認められたことから、蔵の建築がさかんになった。
「蔵を建てられなければ男じゃねぇ」と、男たちが競って立派な蔵を建てた。
そのような様々な工夫を凝らした蔵が多く残っている。
その蔵の伝統を守り、後世に残そうという思いから、喜多方市が平成5年にこの「「蔵の里」をオープンした。

7つの蔵と2つの曲がり家、人物。

蔵の里にある蔵は、個人のものが移築され、喜多方市ふるさと振興株式会社によって管理されている。

●旧井上家穀物蔵
1868年に建てられた二重屋根の土塀蔵。会津型紙の資料が展示されている。

●旧唐橋家味噌醸造蔵
間口3間半、奥行き8間、二階吹き抜けの大きな空間。蔵の町・喜多方を世に知らしめた写真家・金田実氏の人物紹介、写真作品が展示されている。

●旧猪俣家穀物蔵
観音開きの扉、屋根や窓の配置などの均整がとれた宿場町・熊倉の典型的な穀物蔵。明治時代に社会福祉の母と呼ばれた瓜生岩子刀自の資料を展示。

●勝手蔵
店蔵から座敷蔵に続く配置は典型的な喜多方地方の商家の構成。考古学者・二瓶清氏の資料が展示されている。

●座敷蔵
居間と書院造り、前室で構成されている。日曜を中心に抹茶や煎茶の茶会を開催(菓子付・各400円)。

●旧冠木家店蔵(場外・入場無料)
喜多方の物産展示、土産品の販売。

●旧東海林家酒造蔵
かつて銘酒「白山」が醸造されていた蔵。社会教育者・蓮沼門三氏の資料と喜多方地方郷土資料が展示されている。

●曲がり家
江戸時代後期に建てられた茅葺き屋根の民家。昔の農機具や母屋、座敷など、当時の面影がそのまま残されている。