源来軒
麺もワンタンも餃子の皮も全て手づくり。写真右手前が二代目ご主人の星さん。
ネギラーメン/800円
ラー油とごま油で和えたネギをのせた香り良い人気の一品。コシのあるちぢれ麺とネギの食感が絶妙で、うまい。
餃子/550円
手づくりの皮で具をたっぷりと包み、焼きあげた餃子は、皮がもっちりとして、冷めても固くならない。
お土産用のラーメン/4食入り850円
お土産としても大人気のラーメンは通信販売もしている。
源来軒
喜多方らーめん発祥の店。
限定220食の手打ち麺を食べる。
喜多方市字一本木上7745
TEL/0241-22-0091
■営業時間/AM10:00〜PM7:30
■定休日/火曜
■駐車場/60台
限定220食。精魂こめた手打ち麺
一日220食限定の手打ち麺は、2代目ご主人の星さんがつくっている。
平日は午前1時、土日は午前12時半に起きてつくるという手打ち麺は、機械を使わず、防腐剤も一切使用しない。
「うちは全てが手づくりです。時間をかけないとうまいものはできないですから」と力強く星さんは語る。
源来軒では、厳選した素材の国産黒豚、鶏、にぼし、日高昆布、野菜などからダシを取った、醤油スープのラーメンが味わえる。
このスープがコシのあるもっちりとしたちぢれ麺とよく絡み、うまい。
メニューはラーメンの他、チャーシューメン、ワンタンメン、タンメンなどが味わえる。
ワンタンや餃子の皮ももちろん手づくりだ。
キメが細かく、ツルリとのどごしの良いワンタンは、お年寄りにも食べやすく、病院食としても注目され、ある病院からオファーが来たこともあった。
喜多方ラーメン発祥の店
喜多方ラーメン発祥の店といわれている源来軒には、土日ともなると全国各地からやってきたお客の長蛇の列ができる。
創業は昭和元年。
現在の地に店を構える前は、2年間程屋台で商売をしていた。
初代は潘 欽星さん。現在は二代目の星 欽二さんが店を継いでいる。
店を継ぐ前は横浜の中華街で中華料理の修行をしていた星さんは、忙しい今でも、中華料理の講習会を開いたり、中学校から依頼された体験教室を自らの店で行うなど、精力的に社会活動を行っている。
「自分の知っていることは、自分の中だけに閉じこめておかず、教えていきたいと思っています」
初代と自分の代で100人くらいは弟子を育ててきたという星さんのふところの広さが、喜多方ラーメンの味を全国に広げるのに一役かっていそうだ。
「全て手づくりだから支店は出せません」という元祖喜多方ラーメンの味は、やはりここ源来軒でしか味わえない味だ。