天栄村のヤーコン
ヤーコンざるうどん/600円
麺にヤーコンを練りこんだ一品。独特の弾力と甘みが楽しめる。
野菜がたっぷりと入った「こづゆ」は、会津の郷土料理。
研究しているうちに、昔は小重に入っていたという説もあることがわかった。
果実100%のりんごじゅうす 800円(1L)、6本入り900円(180ml)。
津軽、ふじなど、種類別のジュースも開発中だ。
店内には地元の名産を加工したものばかりでなく、主婦たちのアイディアで作った商品も並んでいる。
2003年秋【第七巻】羽鳥〜天栄/食を巡る道 03
天栄村生産物直売所
人と自然の恵みを味覚に。
岩瀬郡天栄村大字羽鳥字芝草1-3552
TEL.0248-85-2547
■営業時間/AM9:00〜PM6:00
■定休日/無休
■駐車場/80台
カラダのために「ヤーコン」をつくる。
近年、天栄村では、村おこしのためにヤーコンの栽培を始めた。
ヤーコンとは、南米アンデス高原原産の作物で、草丈は1〜2mにもなり、地下にはイモと茎ができる。天栄村ではそのヤーコンを栽培し、イモや茎の部分を利用して、加工食品などの開発を手がけている。
このように天栄村でヤーコンが作られているのは、ヤーコンを栽培するのに最適な自然条件があったことと、それ以上に「ヤーコンが健康に良い」というのが理由だ。
フラクトオリゴ糖と食物繊維が多く含まれるヤーコンは、血液や血行がよくなる、腸の状態を正常に保つ、虫歯予防、ダイエットなどの効果が期待されている。
カラダに良いものをつくり、カラダに良いものを食べる。
場のものを食べる地元の人々が健康であると同時に、訪ねてくる人や、村に親しんでくれる人の健康を考えた結果、天栄村はこのヤーコンを特産品として開発を始めた。
地元の人々の想いが集まる場所
天栄村は、以前から生産物を特産品にするという活動を積極的におこなっている。
生産量日本一を誇る岩瀬キュウリもそのひとつ。
ここではキュウリを丸ごと一本漬けた「岩瀬きゅうり一本漬」などのキュウリの漬物を販売している。
その他、岩瀬郡でやはり生産量の多いリンゴを100%使ったリンゴジュースやジャムといった名産を使った加工食品のほかにも、地元の婦人会が作った凍みもちや味噌、醤油、地元酒蔵の酒などが揃う。
つまりここは、地元の自然の恵みと、人々の愛情によって作られたものだけが集められた場所なのだ。
とれたての野菜や山菜を直売
土・日になると、地元の畑で採れたばかりの野菜や果物、季節の山菜などが店頭に並ぶ。
恵まれた自然の中で育った旬の食材を、味わってみてはいかがだろうか。